あらすじ
伯爵家の長女クラリモンドは、実家のために冷酷な夫ロドリーゴに尽くし、寝る間も惜しんで領地経営の実務を支えてきた。しかし、夫の浮気相手が実の妹フィロメナであることを知る。二人に裏切られ、没落寸前の実家からも見捨てられたクラリモンドは、未練なく離縁状にサインしてすべてを捨てる。
行き場を失った彼女の前に現れたのは、莫大な富を持つ若き侯爵ヴァルデマールだった。クラリモンドの優れた実務能力と健気な美しさを以前から高く評価していた彼は、彼女を公私のパートナーとして迎え、甘く過保護な極上溺愛を注ぎ始める。
一方、有能なクラリモンドを失った元夫と実家は、彼女が裏で支えていた領地経営がまたたく間に破綻し、自滅への道を突き進んでいく。