あらすじ
名ばかりの妻として、冷酷な夫・ザルフィードに冷遇され続けていたエミリアーナ。ある日、彼は「二度とここには帰らない」と言い残し、お気に入りの愛妾を連れて新天地へと旅立ってしまう。
残されたエミリアーナは、荒れ果てた別邸で一人きり。しかし、彼女は絶望するどころか、抑圧された生活からの解放に歓喜した。
持ち前の美しい刺繍と園芸の才能を活かし、荒れ果てた地を見事なリゾートサロンへと変えていくエミリアーナ。その過程で、素性を隠した若き大富豪・オルセリオと出会い、彼から一途な愛を注がれるようになる。
一方、出て行った夫は愛妾に騙されて全財産を失い、身も心もボロボロになっていた。彼がようやくエミリアーナの真の価値に気づき、復縁を求めて這うように戻ってきたとき――エミリアーナの隣には、彼の手の届かないほど気高くて優しい男性が寄り添っていた。