あらすじ

――出来損ない、邪魔者、と罵られたことはない。 花御森(はなごもり)の人間は、接触によって異能者の能力を増大させる才があった。 翠葉(すいは)の才は、「柔らかい部分に触れると相手の心を癒せる」というもの。 花御森家にとって最弱の才。 しかし優秀な姉と比較されることはあれど、表で蔑まれることはなかった。家族からの態度もそこまで酷いものではない。 そう信じたかった。 ある日、翠葉のもとに一つの縁談が来る。半ば荷物を片付けられるようにして嫁いだ美世。 初対面の結婚相手は、人当たりの良さで有名な華乃宮(はなのみや)当主――のはずだった。 「本当の夫婦にはならない。だけど、月に一度キスしてね」 世界の不整合さに目を背け続けた少女が、心根の冷えた不器用な男と愛の重さを確かめていく物語。 表紙︰装丁カフェ 様より https://pirirara.com/

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エブリスタ
エブリスタ2026/06/08
  • 現在の作品犀星の蜜鈴歌