あらすじ

高校二年の春、俺は長友悦子に告白した。彼女は泣いて、それでも俺を選んでくれた。天にも昇る気持ちだった。 ある日、悦子の膝に頭を置いた。怖い、と彼女は言った。たったそれだけの言葉に傷ついて、俺は別れを告げた。悦子はまた泣いた。 あれから四十八年。結婚して、それなりの人生を生きてきた。後悔はない、そのはずだった。なのに今日も、あの膝の温もりを思い出している。 待てばよかった。ただそれだけのことが、あの時の俺にはできなかった。

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エブリスタ
エブリスタ2026/06/07
  • 現在の作品悦子の膝