あらすじ
営業マンだったイトナミ・カルマは、ある日突然、見知らぬ異世界へ迷い込んでしまう。
途方に暮れる彼が最初に出会ったのは、方向音痴の銀髪の女性、オーファ。
そして互いに名前を名乗り合った瞬間、不思議な一枚の紙が現れた。
そこに刻まれていたのは、読めない名前。
けれど、その紙は確かに人と人との繋がりを記録していた。
行く当てもないカルマは、オーファが院長を務める孤児院に身を寄せることになる。
手紙を届けたい少女。
居場所を探す子供たち。
夢を諦めかけた町の人々。
異世界で出会う様々な人との縁を結びながら、カルマは少しずつ自分にできることを見つけていく。
これは剣でも魔法でもなく、人と人との繋がりで未来を変えていく物語。
小さな縁が、やがて世界を動かす。
『エニシ』――名前を交わすことから始まる異世界譚。