あらすじ

りんねはとっても困っていた。真っ暗でなにも見えない。(自分の指や手も見えなかった)ここがどこなのかも、どこにいっていいのかもわからない。 ゆっくりと立ち上がってみると、(お尻から落っこちたから、お尻がすこし痛いだけで、どこにも怪我はしていないみたいだった。よかった)とりあえず平らな地面が足の下にはあることがわかった。(なにかを踏んでしまったり、なにかにつまずいて転んでしまったり、ぽっかりと大きな穴があいていたりするかもしれないから、不安でとっても怖かった) さて。どうしよかな? うーんとあごのところに手を当てて、りんねは考えてみる。でもすごく天才的なこの状況を全部いっぺんに解決できる方法みたいなものはなにも思いつかなかった。(それはそうだ。だって、ここがどこで、どうして私がこんなところにいるのか。私にもよくわかっていなかったのだから) もしかして、『私は死んでしまったのかもしれない』って思った。 はじめは夢なのかもしれないって思ったけど、(お尻も痛かったし)夢にしてはとても現実感がありすぎた。(こんなに現実じゃないような不思議な世界の中にいるのに、私の意識や体の感覚はよく眠った日の朝目覚めたばかりのときみたいに、とてもはっきりとしていた。全然眠たくもなかった) 私は死んでしまって、天国にも地獄にもいかないで、(あるいは、どちらにもいけなくて)死後の世界の中のよくわからない真っ暗なところに落っこちてしまってみんなに(神様や悪魔や家族やお友達のみんなに)忘れられてしまって、ここに一人で放り出されているのかもしれないって思ったのだった。(もういらないって言われて、捨てられてしまって、誰にもひろったり探したりしてもらえたりしない、落しものみたいに)

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小説を読もう2026/06/08
  • 現在の作品すてられてしまったりんねとやみやみのたましい。