あらすじ
日本各地で「竹の花」が咲いた。故郷からの連絡でその意味を知った「私」は、別れた夫である「あなた」の家に帰る。この星に「虫」が入ったのだ。すぐに行動を起こさなくてはならない。
虫にはレベル0(暴力により異星の生物を滅ぼす虫)とレベル1(威勢の生物の大脳を制御してその星を滅ぼす)がある。六千五百万年前の恐竜の絶滅の原因はこの「レベル0の虫」であった。
「私」は太陽系からみずがめ座の方向に39光年離れた位置にあるハビタブル惑星「トラピスト1e」から来た異星人を先祖に持つ。そして、「あなた」は同じくおとめ座の方向、約11光年の距離にある惑星「ロス128b」から来た異星人がその祖先だ。私たちが持つ「引力」とあなたたちが持つ「斥力」、そしてその力をバランスよく増強する地球人の持つ力を持って、私たちは昔からこの銀河系を虫から守ってきた。
私とあなたには不幸な過去があった。しかし今はそれを乗り越えるときなのだ。そうして私たちは一緒に宮崎に来た。そこにはこの国に古来より伝わる「武器」がある。この武器を使って虫を迎え撃つのである。
もうじき、長い戦いが始まる。