あらすじ

夜の帳が降りる頃だけ、その灯りは静かにともる。 商店街の端にある元喫茶店を使った不思議な店――月下堂。 店主である南は、人には見えない呪いと穢れを視る呪禁師。相棒の蒼と共に、SNSや口コミを通じて寄せられる怪異の相談を受け、人知れず人々を呪いから救っている。 失踪事件。 呪われた写真。 廃病院に残された助けを求める声。 人の絶望や執着から生まれた呪いは、時に怪物となり、時に都市伝説として人々を蝕んでいく。 だが、呪いの奥にはいつも誰かの願いがある。 悲しみ。 後悔。 愛情。 そして、どうしても手放せなかった想い。 南と蒼は呪いを祓うだけではなく、その想いと向き合いながら、救われなかった人々の心に触れていく。 月明かりの下で紡がれるのは、怪異との戦いだけではない。 仲間との絆。 かけがえのない日常。 そして、幾度となく死線を越える中で深まっていく二人の想い。 これは―― 人の心が生み出した呪いと、 それでも誰かを救おうとする者たちの、 優しくて少し切ない現代幻想譚。

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小説を読もう2026/06/08
  • 現在の作品月下堂-怪異相談屋-