あらすじ
「センセ! 俺の妻になって優秀な魔術師の子孫を産んでください!」
「自分の担任に俺の子供を産めって迫る方がダメだからね!?」
現代の魔術師には、共通の『絶望』がある。
二十年周期で襲い来る、一族の祖先の亡霊──通称"残滓(ざんし"。
血が薄まった現代の魔術師が格上の祖先に勝てる確率は低く、魔術師と残滓の戦いは敗北と死、そして凄惨な災害の引き金でしかなかった。
魔術師が二十歳を超えて生き残るのは極めて困難である。
そんな現実に皮肉を込めて、世界はそれをこう呼ぶ。
──"魔術師の余命は二十年"と。
生き残るためには生涯に一度だけ、誰かと命を繋ぐ契りを結んで共に戦い、生存確率を上げることが求められる。
そのため、魔術師たちが集う学園は、文字通りの命がけの"婚活会場"と化していた!
そんな狂った学校で、名門魔術師一族の右無(みぎなし)家末裔・征魔(せいま)が選んだ婚活相手は、なんと一回り以上年上の未亡人にして、かつて残滓を乗り越えたという超美人教師・神目(かみめ)さてらだった!
プリント運びで腕がプルプルするフィジカル最弱男・征魔は、今日も今日とてさてら先生へ無謀なプロポーズを繰り返す。
しかし、征魔に残されたタイムリミットはあと三年。
さらに、来年に余命を控えたエリートお嬢様・赤花炎歌(あかばなえんか)や、二年後に迫るポンコツコミュ障少女・唐栗(からくり)めぐる。
そして征魔の惚れた相手の娘、後輩の神目あてらまで巻き込み、征魔の一枠しかない契りを巡る命がけのブライダル・サバイバルが幕を開ける──!
狂おしくも賑やかな、最強魔術師の婚活ファンタジー、ここに開幕!