あらすじ

極度の人見知りで、誰とも上手く話せない文学部一年生・しずく。 小柄で幼く見える彼女は、姉に選ばれた制服風の服に身を包み、なるべく目立たないよう大学生活を送っていた。 そんな彼女へ声をかけたのは、古文を専門とする文学部准教授・白瀬葵。 常に和装姿の美しい先生は、かわいいもの好きで距離感が少しおかしい人だった。 「書生さんをお願いしたいのです」 気づけばしずくは、先生の研究室へ通う“書生”になっていた。 髪を結われ。 和装を着せられ。 抱きしめられ。 雨の日には一緒に本を読み、そのまま眠ってしまう。 先生はきっと、愛でているだけ。 でもしずくの胸には、古典より難しい感情が少しずつ積もっていく。 藤の花が揺れる研究室で紡がれる、 不器用で静かな和装百合物語。

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カクヨム
カクヨム2026/06/08
  • 現在の作品『藤雨の書生』