あらすじ
記憶を失くした少年は、その容姿から女性だと勘違いされたようで、山奥のとある洋館でメイドとして働くことになる。
外界から隔絶された洋館『鶺鴒館』での、忙しなくも温かな日常。
だがそれは、偽りの平和にすぎなかった。
西暦二〇〇〇年に出現した超巨大生物によって陸地の八割が喰い荒らされた地球、そして風前の灯火となった人類文明、その惨憺たる現実が突如として眼前に突きつけられる。
「――だから小春、あなたは戦略機動部隊〝ハミングバード〟の隊長として、生き残った人類と、この地球を救うために、もう一度戦ってほしい」
人類最後の希望として戦火に身を投じ、真の救世を成し遂げること。それが、ただの女装メイドにすぎなかったはずの少年・雪風小春(ゆきかぜこはる)にかせられた使命であった。