あらすじ

子どもが何かに本気で向かっている時の顔を見ると、少し胸が痛くなる。 誰かにどう見られるかを気にしていない。 よく見せようとも、うまく見せようともしていない。 ただ、その瞬間に向かっている。 その顔は、加工されていない宝石のように見える。 大人になった自分にも、本気はある。 けれどその本気には、保身や見栄や打算が、いつの間にか混じっている。 きれいにカットされて、光り方を覚えたはずなのに。 それでも、あの削られていない原石の強さには、かなわない気がしてしまう。 子どもの本気の顔に、自分がもう戻れない純度を見てしまった詩です。

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カクヨム
カクヨム2026/06/08
  • 現在の作品【詩】原石の顔