あらすじ
あらすじ
友人に利用され続けた二十歳の大学生・ユウト・ミナセは、濡れ衣を着せられた末に古井戸へ落とされ、異世界アルザリオンへ転移する。
剣も魔法も金も持たないユウトが目覚めたのは、信頼を受けるほど強くなる能力《共鳴》だった。お人好しすぎる性格そのものが、この世界最強の武器になる。
追放騎士、獣人の少女、元盗賊団——出会う者の傷に寄り添い、仲間を増やしながら、奴隷制度と腐敗した権力、そして世界を裏から操る黒冠同盟へと立ち向かっていく。
全部失ったと思っていた男が、全部手に入れる物語。
登場人物
ユウト・ミナセ 主人公。嘘がつけない、お人好し。信頼を力に変える《共鳴》の使い手。
リアゼル 銀髪の追放騎士。口数が少なく、剣の腕は本物。ユウトの最初の仲間にして最も近い存在。
ミュラネ 奴隷市場から救われた獣人の少女。嗅覚と足の速さが武器。頑固で一途。
グレイ 元盗賊団の頭。家族をバルゴスに奪われた過去を持つ。荒削りだが仲間への責任感が強い。
カル 六歳の少女。根拠のない確信でユウトを信じ続ける。絵を描くのが好き。
ガノ 七歳の獣人の男の子。囚われていた場所の構造を全て記憶しており、その地図が作戦を救う。
セナ ランドールの宿屋の主人。息子を探しながら、一行の拠点を守る。
ガラム 荒野の村の老人。七王の言い伝えを知り、ユウトに最初の知識を与える。
旅団「蒼き灯火」――何かを失った者たちが、同じ方向を向いて歩く。小さくても消えない火。