あらすじ
王立グランフェリア学園に入学した伯爵令嬢リリア・フォルネーゼは、静かに三年間を過ごすつもりだった。
しかし入学式の日、第一王子レオンハルトに思わず「嫌いです」と言ってしまったことで、彼女の平穏は崩れ去る。
嫌いと言われた王子は、なぜか「私を特別に意識しているのだな」と勘違い。
その後も、腹黒い侯爵令息、正義感を押しつける騎士候補、何でも価値に換算する商人令息に対して、リリアは正直に「嫌いです」と告げていく。
けれど彼らは誰ひとり離れてくれない。
「そこまで私を見ていたのか」
「君に好かれる騎士になる」
「君の好意は金では買えない」
違う。
本当に嫌いなのだ。
気づけばリリアは、四人の貴公子を手玉に取る悪女と噂されるようになっていた。
何度否定しても、嫌いと言えば言うほど、なぜか彼らは嬉しそうに近づいてくる。
これは、素直に嫌いと言っているだけの令嬢が、まったく話を聞かない殿方たちに振り回される、勘違い学園逆ハーレムコメディ。