あらすじ
事件は重い。
男たちは面倒くさい。
距離感はバグっている。
これは、
探偵でも恋人でも家族でもない男たちが、
毎回「いやもうそれ好きじゃん」と読者に言われながら、
頑なに「違います」と言い張る物語。
読む前:ミステリ外伝かな?
読後:この男たち、全員もっと寝ろ。そして話し合え。
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人物
江口桜次郎
人の嘘は見抜くのに、自分の不調だけは隠し通せると思っている中学社会科教師。口癖は「問題ない」。だいたい問題しかない。
九条雅紀
江口の「問題ない」を一ミリも信じていない医師。ドライそうで鋭い。距離感が近く、態度が悪く、なぜか拒絶しきれない。
二階堂壮也
穏やかに微笑みながら焼野原にしていく男。江口が言わないことまで覚えている。信頼できるが、静かに逃げ道を塞いでくる。
鳳恭介
顔がいい。不穏。だいたい何か企んでいる。九条とは笑顔で腹を探り合う関係。会話のたびに空気が高級毒物になる。
真壁彰
この濃すぎる面子の中で唯一まともな男。常識の防波筋肉。全員が面倒な方向へ走り出した時に「待て」と言える貴重な存在。
五十嵐理人
巻き込まれ枠の若手。江口の中学の理科教師。周囲の代弁者。「この人たち何なんですか?」と思いながら、気づけば一番近くで見届けている。