あらすじ
銀河連邦第七区域から来た宇宙人、襲来。
地球、終了。
――と思われたその瞬間。
53歳の主婦・岡本多恵子は、 「昨日“皿ぐらい自分で洗え”って言っちゃったな……」 という家庭内案件で頭がいっぱいだった。
宇宙人は困惑した。
ラーメン屋に連行された。
量子力学で夫婦喧嘩を説明し始めた。
店主に「それただの言い訳」と論破された。
銀河連邦の哲学が醤油ラーメンに敗北した。
怒りがそのまま光線になる宇宙人。
皿を洗わない夫。
触手で皿洗いさせられる侵略者。
そして、人類だけが持つ能力――
「怒りと言葉の間に、10秒の空白を作る力」
これは、 宇宙侵略SFであり、 ラーメン純文学であり、 家族再生小説であり、 ほぼ皿洗いの話です。
多分。