あらすじ
紀元前十五世紀の古代インド。
このドラビィダ人が農耕と牧畜で生活している大地に、アーリア人が武力を持って侵入している時代。後のインダス川と名前を変えた七大河に戦乱が満ちている。
かつて高度な文明を駆使して大地を支配していた、神々と呼ばれた民族は天空に去った。彼らはヴィナマという天空を駆ける船を持っている。
神々は地球上の男女と交合し、混血のリシ人を生んだ。半身半神の彼らは極めて長命であった。というのも神々とヴィナマで宇宙を旅し、地上との時間の流れとは隔絶した時間を過ごしていたからである。
しかし後のリシ人の知識は積年を経て、忘却の彼方に埋没しかけている。
体系的な知識は失われた古代世界ではあるが、その文明の残滓は形態を変えて綿々と継承されている。その技術が形骸や呪術的な形態と成り果ててても、ドラヴィダ人の希求の願いとして、過去の文明を遺し続けることをその都市の目的としている。