あらすじ
かつて何不自由ない生活を送っていた金城大和。
日本有数の大企業・金城グループの御曹司として育った彼は、
ある日突然父親からこう告げられる。
「高校卒業まで一人で生きてみろ」
与えられたのは支度金30万円と学費だけ。
生活費は自分で稼ぐこと。
家賃も光熱費も携帯代も全て自己負担。
こうして御曹司のサバイバル生活が始まった――。
新聞配達にファミレスのアルバイト。
特売チラシを片手にスーパーを駆け回り、洗濯や料理やゴミの分別に悪戦苦闘。
これまで当たり前だと思っていた日常が、どれほど多くの人に支えられていたのかを少しずつ知っていく。
そんな大和の隣の部屋に住むのは、しっかり者の同級生・桜井詩織。
料理も家事も完璧な彼女は、失敗ばかりの大和を呆れながらも放っておけない。
だが詩織には誰にも言えない過去があった。
亡くなった両親。
そして、その死に関わっているかもしれない金城グループへの複雑な想い――。
知らず知らずのうちに距離を縮めていく二人。
やがて明かされる過去と真実。
それでも前を向いて生きようとする少年と少女の成長物語。
これは、一人では何もできなかった御曹司が、
働くことの大変さを知り、
人の優しさを知り、
本当に大切なものを見つけていく物語。
笑って、泣いて、ときどき怒られて。
御曹司の人生勉強が今、始まる。