あらすじ
貧民街で育った少年は、勇者一行の凱旋を見て心を奪われる。
きらびやかな馬車、歓声に包まれる英雄たち。その姿は、少年にとって世界そのものだった。
だが現実は甘くない。
憧れの余韻も冷めないうちに、彼は理不尽な暴力に巻き込まれ、あっけなく踏みつけられる。
勇者は確かに正しかった。けれど、その正しさは少年を救いきれなかった。
――そして、そこで彼は出会う。
新しく名を上げた“女勇者”一行に。
気まぐれか、同情か、それとも本当に必要だったのか。
理由はよく分からないまま、少年はその一行に拾われることになる。
剣も魔法も使えない。戦えば足手まとい。
それでも、なぜか旅の中に居場所ができていく。
魔物退治に巻き込まれ、くだらない喧嘩をして、たまにボロボロになって、それでも飯だけはうまい。
そして気づけば、彼は女勇者一行の中で妙に馴染んでいた。
これは、勇者に憧れていた少年が、ぼこされて、拾われて、
いつの間にか“勇者一行の一員みたいな顔”をして旅をしている話。
英雄譚かもしれないし、ただの騒がしい旅かもしれない。
でも今日も、とりあえず生きてる。
エンタメショウセツヲカイタハズデス。。