あらすじ
高校二年生の綾崎かみやは、女装とメイクが趣味の男子高校生。
高校三年生の姉・すみれは、メジャーデビュー一歩手前のガールズバンドで「ヴァイオラ」として活動するギタリスト。
顔立ちのよく似た姉弟は、ある朝、互いの身体が入れ替わっていることに気づく。
原因も、戻る方法もわからない。
けれど、今日の学校も、リハーサルも、待ってはくれない。
二人は「互いの人生を演じる」ことを拒んだ。
すみれは弟の身体で女装し、ヴァイオラとしてバンドを続ける。
かみやは姉の身体で男装し、かみやとして進学校へ通う。
だが、身体が変われば、今まで通りにはいかない。
すみれはギターの感覚を失い、かみやは友人から「男子として生活している女子」だと誤解されてしまう。
戻りたい。
けれど、戻れるまでの日常を、誰かに代わってもらうつもりもない。
これは、相手になることを拒んだ姉弟の物語。