あらすじ
帝国北部では、半年前から説明のつかない異変が続いていた。
風が割れる。
獣が現れる。
境界の向こうから、声が聞こえる。
そしてある日、裂けた境界から落ちてきたのは、見たこともない紋章を掲げた兵士たちだった。
彼らが口にしたのは、この世界に存在しない言葉。
――マナ。
魔法を知る世界と、魔法を失った世界。
切り離された二つの世界が再び接触した時、辺境の異変はやがて外交、交易、文化、戦争、そして人々の人生そのものを変え始める。
これは、境界によって分かたれた二つの世界が出会い、少しずつ繋がっていく物語。