あらすじ

旧波良井町では、毎週水曜日の午後五時、予定と異なる町内放送が流れることがあった。 役場の臨時職員・佐伯玲は、行方不明の女の子を告げる放送をきっかけに、古い防災無線と閉校した小学校に関わる「録音係」の役目を引き継ぐ。 放送は人を探しているのではなく、帰る先を求めている。 名前を書けば、何かが町へ戻ってくる。 けれど、それが本当に帰るべき人なのかは、録音係が判断しなければならない。 町内放送、失われた児童、黒沢ミツエの家、古川妙子の味覚、昭和四十七年の給食。 佐伯は、名前ではない帰還先を探し、水曜日十七時の放送を止めようとする。

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カクヨム
カクヨム2026/06/07
  • 現在の作品こちらは、波良井町役場です