あらすじ

「あとで折り返せばいい」 そう言って、あなたは今日も大切な人からの電話を後回しにしていませんか? 亡くなった母のスマホ解約手続きで手渡された、一枚のご利用明細。 そこに並んでいたのは、毎日欠かさず私の番号へ発信された、膨大な数の履歴だった。 けれど、通話時間はすべて「ゼロ秒」。 仕事の忙しさを言い訳に、私が無視し、切り捨て続けた、届かなかった母の呼び出し音。 一年後、私は消せないまま残されていた十九件のボイスメールの再生ボタンを、震える指で押す。 現代を生きるすべての人に捧ぐ、取り返しのつかない後悔と、その果てに見つけた痛いほどの愛の物語。

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小説を読もう2026/06/07
  • 現在の作品ゼロ秒の愛、届かぬ呼び出し音