あらすじ

伯爵令嬢イザベル・アストンは、馬の歩様、蹄、耳、毛艶、鞍の革、厩舎の匂いを愛してやまない馬沼の令嬢。 ある日、実家アストン伯爵家の厩舎前で、婚約者ダリウスから婚約破棄を告げられる。 理由は、イザベルが馬にばかり構い、厩舎臭い女だから。 ダリウスが新しく選んだのは、イザベルの妹クララ。 しかも二人は、イザベルの愛馬である白馬「白星」を婚礼行列に使うつもりで、譲ってほしいと言い出した。 普通なら、婚約者を妹に奪われた姉が泣く場面。 けれどイザベルは、馬を見た。 白星は、静かに耳を伏せていた。 「婚約者はお譲りします。ですが、馬は譲りません。あの子は人を見る目がありますので」 元婚約者が手綱を引いても、白星は動かない。 妹が近づけば、すっと横へ避ける。 イザベルが名を呼ぶと、白星はすぐに歩き出す。 婚約者より馬を優先した令嬢と、馬にも拒否された元婚約者の、馬沼ざまぁ短編。

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小説を読もう2026/06/07
  • 現在の作品婚約者は妹に譲りますが、馬は譲りません。あの子は人を見る目がありますので