あらすじ

わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海女の釣舟  この和歌を詠んだ人物、小野篁には不思議な伝説がある。  曰く、小野篁は夜な夜な冥府に通い、官吏として閻羅王に仕えていた、と。  ──これは、事実である。  それは現代まで脈々と受け継がれ、彼の子孫である小野刹理もまた冥府の官吏──冥官として働いていた。  生死を問わず魂に寄り添い続ける彼女の前に、閻羅王の息子である琅明が現れる。  彼は『感情を持たない』閻羅王の一族でありながら、『感情を持ってしまった』異端の王子だった。  これはやがて比翼の鳥となる2人が、誕生したときの物語。

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カクヨム
カクヨム2026/06/07
  • 現在の作品刹琅縁起 一、比翼の雛