あらすじ

伯爵令嬢リリアーヌ・グレンヴィルは、野草、茸、苔、木の実、根っこを愛してやまない採集沼の令嬢。 ある雨上がりの朝、実家グレンヴィル伯爵家の応接室で、婚約者フェリクスから婚約破棄を告げられる。 理由は、リリアーヌがドレスの裾を泥で汚して森を歩く、野草と茸ばかりの女だから。 フェリクスが選んだのは、温室の花を愛でる可憐な令嬢セレーネだった。 普通なら泣く場面。 けれどリリアーヌは、別の意味で青ざめた。 「婚約破棄は承りました。では、森へ行ってもよろしいでしょうか。今日は生えますので」 婚約破棄は明日でも思い出せる。 けれど、雨上がりの北斜面に出る幻茸は、今日を逃せば虫に食われる。 森臭いと馬鹿にされた令嬢が、元婚約者より茸を優先した結果、元婚約者の秋の饗宴から“森の香り”が消える、採集沼ざまぁ短編。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/06/07
  • 現在の作品野草と茸ばかり摘む女とは婚約できないそうなので、雨上がりの森へ行きます。今日は生えますので