あらすじ
帝国貴族の変わり者令嬢アリシア・フォン・ローゼンタールは、宗主国と対立する南方王国ヴェルディナの紅茶に夢中になっていた。
彼女は流行フードと芸術のパトロンであり、彼女に見出されたものはほぼ全てが大ヒットするのである。
「文化は国境を超えるの!」と豪語する彼女のもとに、突然現れた顔も知らない自称義妹ミレーヌは、アリシアを指さしてこう宣言した。
「姉様はスパイですわ!」
紅茶好きというだけでスパイの濡れ衣を着せられ、婚約者ユリウスまであっという間に奪われてしまったアリシア。
しかしそれは、すべてミレーヌの策略だった——。
実家の財産を根こそぎ切り売りし、ヴェルディナのイケメンスパイと国外逃亡するために、アリシアをスケープゴートに仕立て上げたのだ。
「私をスパイって言ってるあなたがスパイですって?」
紅茶のカップを片手に、穏やかながらも不敵な笑みを浮かべるアリシア。
変わり者令嬢の逆襲が、今始まる——!