あらすじ

最愛の妻を重い病気で亡くし、男手一つで十一歳の娘・ゆめを育てることになった金多 功(かなた いさお)。 しかし、母の死という大きなトラウマを抱えたゆめは心を閉ざし、功に一切の言葉を掛けなくなっていた。 そんなある冬の夜、いつものように家路を急ぐ二人の耳に、奇妙な鈴の音が響く。 ハッと顔を上げた瞬間、見慣れた日本の住宅街は消え去り――目の前に広がっていたのは、雪に覆われた未知の「異世界」の深き森だった。 身分も、金も、この世界の知識もない。 あるのは、パニックの中で再び耳にすることができた、愛しい娘の震える声だけ。 魔獣や魔法がうごめく過酷な異世界で、ただの父親である功は固く心に誓う。 英雄としての名声も、魔王討伐の栄誉もいらない。 俺の、世界でたった一つの宝物は――ゆめ、お前だけだ。 「異世界でも、俺はあの宝物を守り抜く」 これは、最愛の娘を守るためなら世界をも敵に回す、一人の父親の異世界奮闘記。

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小説を読もう2026/06/07
  • 現在の作品異世界にいても絶対に守るべき宝物