あらすじ

辺境の准貴族、カイ・ヴェルナは帝都へ来た。 目的はただ一つ。亡き父が叶えられなかった夢を継ぎ、官吏になること。 腰に差しているのは、じいちゃんの形見の錆びた剣。 重い。邪魔。売れるなら売りたい。 カイにとって、それはただの古い形見だった。 だが帝都では、その剣の名が百年前の記録に残されていた。 黒塗りの文書。消えた元宰相。返納されなかった剣。 そして、三公爵家が守り続けてきた均衡。 カイは何も知らない。 知らないまま、試験に受かり、税務調停室に配属され、三年止まっていた書類を動かしてしまう。 正しいことをするには、順番がある。 けれど、その順番を誰も守らなくなった帝都で、カイはただ見たままを口にする。 王道と邪道が交差する帝都で、カイはただ官吏になりたいだけだった。

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カクヨム
カクヨム2026/06/07
  • 現在の作品王邪の剣(おおじゃのつるぎ) 〜辺境の准貴族、帝都で下級官吏になりたいだけなのに〜