あらすじ

「無駄な抵抗はよせ、刑事さん。はい。私がやりました」 取調室で対峙する被疑者は、かつて荒んでいた俺に「警官にでもなったらどうよ」と、まっとうな道をくれた唯一無二の恩人だった。 自分の保身や傲慢で人を殺す男じゃない。あんたは無実だ――。 そう信じる俺は、捜査で見つけた「決定的な矛盾」を突きつけ、彼の無罪を証明しようとする。しかし、先輩はそのすべてを、冷徹に、時に必死に、自らの「嘘の自白」で塗りつぶしていく。 なぜ犯人になりたがる。誰を庇っている。 幾度の激突の末、手元の極秘資料が弾き出したのは、あまりにも切なく残酷な真実の輪郭だった。 取調官の正義と、一人の男としての恩返し。 究極の選択の果て、取調室に響く「はい。私がやりました」が持つ本当の意味とは。 ――これは、嘘の自白で紡がれる、哀しき男たちの4話完結の心理サスペンス。

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カクヨム
カクヨム2026/06/07
  • 現在の作品「はい、私がやりました。」