あらすじ
特に不遇でもない日本人男性が猫の鳴き声で目を覚ますと、郵便受けに不思議な封書があった。
差出人は正体不明の謎の組織「転生管理局・第七推進課」に所属する職員。
内容は厳正なる抽選の結果、異世界等に転生する権利が与えられたことを告知するものだった。
ひとしきり笑った日本人男性は、かるい気持ちでこのダイレクトメールに返事を出してしまった。
……その結果生まれたのが天下無敵の女子中学生・|葛葉《くずのは》ちはやだった。
三つまで希望できるチート能力は「誰からも好かれる国民的美少女」と「痴漢とかストーカーから余裕で逃げ切れるだけの身体能力」と「そこそこの資産と安定収入」だったのに、その完璧なる美貌と肢体は過去の人類を置き去りにして、ちょっと油断しただけで音速の壁を超越するその脚力。当然、腕力だって普通じゃない。さらにはその財力は誰がそこまでしろと言ったのかと悲鳴が響くシロモノだ。
これだけでも頭が痛いのに、13歳と年齢を指定して現代に転生したからか、戸籍と一緒に破天荒な過去まで捏造される始末だ。
クラスメイトは勿論として、通りすがりの日本国民のみなさんの視線にも痛みを覚える日々。
俺は過去にどれだけやらかしてるんだ? いま、事実無根の黒歴史が襲いかかる!
ついでに異様なほど勘の鋭いかつての妹も見逃してはくれない。そんな転生ライフをお楽しみください。