あらすじ
「感情論よりロジックだ。あなたが『絶対に嘘をつけないシステム』である以上、僕はあなたの味方をする」
論理的思考を至上命題とする理屈屋の高校生・小鳥遊漣は、旧校舎の文芸部室で、1年前に転落死したはずの先輩の幽霊・神代暦と出会う。
彼女は、幽霊として存在するための絶対的な物理法則――『幽霊の十戒』に縛られていた。
【第1戒:実体不可】物質に触れられない
【第2戒:観測限定】主人公にしか見えない
【第3戒:虚偽禁止】絶対に嘘をつけない
【第4戒:因果足枷】旧校舎周辺から離れられない
漣は彼女を「嘘をつく可能性がゼロの、最も信頼できる証人」と認め、失われた記憶と死の真相を解き明かす約束を交わす。
しかし、容疑者の一人である完璧な生徒会長には、鉄壁のアリバイがあった。
何より嘘をつけないはずの暦自身が証言する。
「私はあの時間に突き落とされた。だから、彼は犯人じゃない」
幽霊の絶対的な証明により、捜査は行き詰まったかに見えた。
だが、漣が『十戒』をノートに書き出したとき、恐るべき【論理のバグ(盲点)】が浮かび上がる――。
触れ合えない凸凹バディが、心霊現象を100%ロジカルに解き明かす、新時代の学園特殊設定ミステリー、開幕!