あらすじ
「魔女になってみる気はない?」
それは少年に告げられた一つの提案だった。
『魔法』──この世界で、ごく限られた女性たちだけが扱える超常の力。
小さな村に住む少年ニールは、ある日銀髪の魔法使いフィアと出会う。
気さくで少し悪戯っぽい、美しい魔女。
その出会いは静かな日常を大きく変えるものだった。
しかしある出来事をきっかけに、ニールはほんのわずかに魔法を使えることをフィアに知られてしまう。
それは本来ありえないはずの力。
世界のルールすら逸脱するほどの才能。
滅亡の未来から世界を救う。
秘められたその使命を果たすために、フィアはニールを共に歩む仲間として見出した。
選択の先でニールは亜麻色の髪と琥珀の瞳を持つ可憐な少女となって、憧れ続けた魔女としての道を歩み始める。
新しい身体に戸惑いながらも、少しずつそれを楽しんでいくニール。
フィアはその様子を嬉しそうに見守り、可愛いと褒め、時には抱きしめながら、同じ屋根の下での甘く穏やかな日々を重ねていく。
だがフィアの微笑みの奥には、明かされていない秘密があった。
やがて世界を襲う滅びとは。
そして救済のさらに先にある、彼女だけの思惑とは。