あらすじ
幕末、奥羽越列藩同盟は――「魔王軍」へと変貌した。万病を癒やす聖女の光。しかしそれは、浴びた者を狂戦士(バーサーカー)へと変える最悪のエンジンだった。プロイセンの死の商人がもたらす化学兵器(毒ガス)と、笑顔で自爆を繰り返す少年兵の群れ。隣国への憎悪から脳を焼き切られ、だらしなく涎を垂らして黒巫女・杏の足元に跪く南部利剛ら、狂信へと堕ちていく十二の諸藩。異形のカルトと化した東北の濁流が日本を呑み込もうとする中、新政府軍の土方歳三、大村益次郎らは、人類の意地と科学の防毒マスクを武器に、生存を賭けた絶望的な全滅戦へと挑む。凄惨極まる幕末ダークファンタジー、ここに開幕。(※残酷な描写あり。歴史if。独自解釈を多数含みます)