あらすじ
福岡市立野芥中学校2年3組、後藤零。
自らを「世界の観測者」と称し、ブラックモンブランの当たり棒を聖遺物として掲げる重度の中二病少年は、異世界への修学旅行という名の「因果の濁流」に呑み込まれる。
彼の手にあるのは、伝説の聖剣をその「虚無」でデバッグし、ただの錆びた鉄屑へと変え果てた魔剣『断絶の錆刃(ラスト・エッジ)』。
「フッ、この世界の理(ルール)など、ボクの右腕(ヴォイド)がすべて書き換えてやる……」
意気揚々と異世界の地を踏んだ零を待っていたのは、魔王軍の襲来ではなく、バリバリに攻めた衣装で迫りくる異世界の皇女セシリアと、嫉妬で物理的な重力崩壊を引き起こす幼馴染・遠山結菜による、逃げ場なき「二大ヒロインの包囲網」だった!
「零! 貴方の深淵を私に預けて!」「後藤くん、放課後のトイレ掃除一生やりたいの……?」
魔獣の咆哮よりも恐ろしい女子の情念に挟まれ、零の精神(MP)は臨界点を突破。
伝説の魔剣を手にしながら、恋の重圧という名の深淵に溺死しかける零の運命やいかに!?
福岡県警の隠蔽工作と、市役所の事務手続きが交錯する、中二病全開の異世界ドタバタ・ファンタジー、ここに開幕!