あらすじ

『きみにとって、お姉さんはどんなひとだった?』  昨日、光流さんに問われた言葉を思い出す。俺にとって、姉はどんな存在だったのだろう。そんなことを改めて考える日が来るなんて、想像もしてなかった。いや、たとえば昨日もいくつか言葉が浮かんだように、親戚だったり深くない関係の知り合いに対して、パフォーマンスとして適当な言葉を見繕うことならできるかもしれない。だけど光流さんが望んでいるのは、そんなおざなりな言葉ではないはずだし、あのひとにそういう形で伝えてしまうのは、これ以上ないほど不誠実に思えた。 〈参考〉  ホームページ「荒神谷博物館」【荒神谷遺跡の概要】の項より 『詳説日本史研究』(山川出版社)

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エブリスタ2026/06/06
  • 現在の作品夏に聞いた冬の音