あらすじ
▼あらすじ
かつて大いなる女神の流した涙によって、地表のほとんどが海底に沈んでしまった世界。
多くの人間は声と引き換えに尾を得て人魚となり、地表に残った人間はわずかばかり。
その人間も数が減り、絶滅の危機を迎えようとしていた。
地上に住む人間の少年ヨナは人魚と出会い、海へ向かうことを決意する。
海の向こうではなく、海の中に——。
滅びに向かう世界でのボーイミーツガール。
ポストアポカリプスの世界観が舞台の海洋SFファンタジー。
2024/02/15 「未完結でも参加できる 執筆応援キャンペーン「もしも世界が○○だったら」」で入賞しました!
▼選評
安定した文章力と、豊かなイマジネーションで綴られた作品でした。人類の大半が人魚となり、海底都市で暮らす世界がファンタジックです。本来、声がないはずの人魚の歌を主人公が耳にする開幕にはセンス・オブ・ワンダーが詰まっていました。陸地に住む少年ヨナが禁じられていた人魚に接触し、初めての海や異文化を知ります。彼が素直さと勇敢さで苦難を乗り越えて、旅立っていくさまが童話のようで美しいストーリーでした。