あらすじ
人類はついに恋愛を解明した。
好きな相手には高確率で
「ポテト食べる?」
と言うらしい。
学者は震えた。
政府は動いた。
世界は滅んだ。
放課後のポテトは宗教となり、
塩多め派とケチャップ原理主義者が対立し、
巨大な口が空から記憶と愛を食べ始める。
終わっている。
本当に終わっている。
そんな世界で僕は、
余命三か月の少女と出会った。
これは、
宇宙規模で意味不明なのに、
たぶん人生でいちばん真面目な、
恋とポテトと忘却の物語。
笑っていたはずなのに、
最後の一行で指先だけが妙に痛い。