あらすじ
海の向こうのアズラハン帝国から、ひとりの青年がレムナリア王国に渡ってきた。
名前はナシュ。
仕事を探して立ち寄った酒場で、彼は護衛を探している錬金術士フェルと出会う。
没落貴族の息子だというフェルは、周囲から疎まれながらも錬金術士として生きてきた。
食事もろくに採らず、放っておけば倒れてしまいそうなその姿に、ナシュはなぜか目を離せなくなる。
やがて二人は互いの過去と向き合いながら、少しずつ距離を縮めていく。
これは、自分のために生きることを知らなかった青年と、愛されることを諦めていた青年の物語。