あらすじ
最後のステージ、最後の一音が落ちた――その瞬間、雷が落ちた。
六つの異なる色の光が、六人を見知らぬ古い国へと攫っていった。
磐石国(ばんせきこく)。
目を覚ますと、六人はそれぞれ別の土地へ落とされ、神女、余所者、語り部、文士――まるで別人のような役割を与えられていた。
そして、その国は静かに滅びへ向かっていた。
「六星、再び臨むとき、地脈ふたたび鳴る」
六人の声が再び重なったとき、三百年閉ざされていた世界の傷が動き始める。
帰るのか。
それとも、この国に残るのか。
これは、「本物」と「別れ」を巡る六人の異世界群像譚。