あらすじ
かつて「最強」と謳われた戦争英雄、エイナー。
彼は血なまぐさい過去を捨て、中立国の港町で一介の保安隊員として気ままなスローライフを送っていた。
ある日、彼は街で逃亡中の魔族の奴隷少女、アエルを拾う。
放っておけず、家に連れ帰ってあり合わせの手料理(パスタ)を振る舞ったエイナーだったが――
「……このソース、隠し味のバジルが入ってない」
なんと彼女は、一口食べただけで料理の欠陥を見抜いてみせた。
それもそのはず、アエルは『元・魔王軍の天才料理人』だったのだ!
料理を愛する無自覚チートな元・英雄。
至高の味覚を持つ訳あり魔族少女。
これは、美味しいご飯を通じて心を通わせた二人が、やがて港町で小さな食堂を開き、密輸船や厄介なチンピラを「少しの腕力」でサクッと解決しながら、にぎやかで温かい日常を手に入れるまでの物語。