あらすじ
高校二年生の俺は、誰もが羨む環境にいるのかもしれない。
家に帰れば、
若くて美人な義母。
ツンケンしているけど面倒見の良い義姉。
お兄ちゃんを大好きと慕う可愛い義妹がいる。
父は長距離トラック運転手で中々家に帰ってくることはない。
俺の生活環境知るお前らは口を揃えて言う。
『お前、それもうエロゲじゃん』
『裏山けしからん』
だけど実際のところは辛いだけなんだぜ。
「「「……」」」
たしかに家の中は良い匂いだし、脱衣所には女ものの下着もある。
「「「おおっ!?」」」
ちなみにツンケンしてる義姉の昨日の下着はパステルカラーだった。
「「「うおおおおお!」」」
義母は普段地味な下着なのに親父が返ってきた翌日にはスケスケの下着があったりもするんだ。
「「「うっひょおおおおおおおおお!」」」
義妹のはごめん、まだ中二なんだ。
「「「当たり前だろ! 俺等は紳士だ!」」」
「教えろぉぉぉ!」「義妹たーん」「ハスハス」
配信名『SIN』として。俺は毎晩お前らに向けてギターを弾く。
百人ほどのリスナーが集まるだけの小さな配信者だが、ネット越しのお前らの前でだけは本音を叫ぶことができる。
抑圧された魂を一緒に解放できる。
「俺は学校の隣の席のヒロインちゃんが心底大好きだぁぁぁぁぁ!」
「「「俺たちを裏切るなぁぁぁぁぁぁ!!!」」」
「義母から攻略しろ!」
「いや、義姉様こそNo.1!」
「義妹タン、ペロペロ」
「わかるわ~俺も隣の席の子が好きだった」
「俺も」
「私も」
そんなある日、河川敷で一人の文学少女と出会った。
お前らと同じように俺の赤裸々な独白を聞くという酔狂な奴だった。
義母。
義姉。
義妹。
学校のヒロイン。
文学少女。
学校の女教師。
彼氏持ちの幼なじみ。
これは、俺が家族と恋と青春の「適切な距離」を探す物語。
お前ら。次の曲を聞いてくれ。
『青春ロッカーのラブコメ背信』
「まあ、ラブコメでもいっか」
「リア充死ね!」
「こいつそんなに充実してないぞ」
「義姉が勝つんじゃね?」
「はよ」
「さすsin 」
「義母はギルティ」
「はよ」
「パンツ脱いだ」
「ラブコメだぞ」
「ラブコメならエロハプもあるだろ」
「女教師って夢あるよな」
「彼氏持ちのの幼なじみ?」
「NTRってやつか」
「期待」
「合体」
「wktk」
コメントが嵐のように流れていく。