あらすじ
(禿げないといいけれど)
仙霞《せんか》は、気苦労がたえない皇子のことを心の中で案じた。
さすがに口にすれば激怒されるとわかっているので、胸の内にだけ仕舞っておく。
けれど、なぜだろう。
楊胤《よういん》はなにかを察したのか、半眼で仙霞を睨みつけていた。
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蠱毒によって後宮妃が呪殺される事件が起きた。
呪いを信じない不遇の皇子・楊胤は、犯人捜しという危険な役目を押し付けられる。
協力者として引き合わされたのは、蠱師見習いの異端妃・仙霞。
気味の悪いものを愛し、未来を垣間見る予知の力を持つ孤独な彼女は、人の繋がりを欲していた。
蠱毒事件を通して、楊胤は仙霞への特別な感情を自覚していく。
禁術は本当に働いたのか。もしそうなら、誰が、なぜ。
陰謀渦巻く後宮で、蠱毒の闇に挑むふたり。
やがて芽生える想いは、禁じられた恋となるのか──?
怪異とミステリー、そしてほろ甘い恋。
中華後宮怪異ロマンス。