あらすじ

死者が最後に呼んだ名前は、殺した者の名前である。 巨大な竜骨を祀る礼拝堂では、死者の血を受けた骨が、犯人の名を響かせる。 その名を読み取り、裁判庁へ記録するのが、骨読師の役目だった。 見習い骨読師のミアは、礼拝堂で殺された写本係セナの死を読む。 竜骨が告げたのは、セナの弟――ルークの名。 誰もが、姉を殺したのは弟だと信じた。 けれどミアは、消えかけた骨の響きのなかに、名の「続き」があったことを忘れられない。 死者が呼んだ名は、本当に犯人の名なのか。 それとも、最後まで守ろうとした誰かの名だったのか。 誤った裁きに使われてきた竜骨を、ひとりの見習いが読み直す。 異世界ファンタジー・ミステリ短編。

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カクヨム
カクヨム2026/06/06
  • 現在の作品竜骨礼拝堂の死者は、誰の名を呼んだか