あらすじ

大阪・阿波座。父の鉄工所が奏でる金属音と、母の作る味噌汁の匂い。 高校生の「ひなこ」は、フィルムの入っていない古いカメラを首から下げ、淀川の風や路地裏の猫、季節の移ろいをファインダー越しに覗き込んでいた。 何も写らないレンズを通して彼女が見つめていたのは、何者かになりたい焦燥と、自分自身の確かな輪郭。 ある日、父の古いアルバムと出会い、フィルムを手に入れたことで、少女の静かな日常が動き出す。 銀色の缶ケースに溜め込んだ記憶の欠片を越えて、彼女が初めてシャッターを切る先にあったものとは。 大阪の街を舞台に綴る、不器用で愛おしい青春の記録、「あの坂の途中で」の前編作 続編:『あの坂の途中で』 ↓↓↓↓↓ https://kakuyomu.jp/my/works/16818792436307663350

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カクヨム
カクヨム2026/06/06
  • 現在の作品『あの坂の途中で ――零(ゼロ)の記憶――』