あらすじ
研究に疲れた夜、俺はよくサークルの部室へ逃げ込む。
そこは数年前、自分が映画を作っていた場所だった。
そんなある夜、忘れ物を取りに来た一人の後輩と出会う。
一ノ瀬陽菜
大学祭の非公式ミスコンで優勝した、サークルでも有名な美人だった。
「主演より、編集の方が好きなんです」
モニターの光だけが部屋を照らす夜。
彼女はみんなの前では見せない顔で、映画の話をする。
静かな部室で、コンビニ飯を食べながら、 ただ映像について語る時間が心地よかった。
これは、 “見られる側”に疲れた彼女と、 “作る側”に居続けた俺の、 少しずつ近づいていく深夜のラブコメ。