あらすじ

東京で暮らす高校二年生・冬見涼風は、内気な性格から学校に馴染めず、将来を案じる両親に勧められるまま塾通いの日々を送っていた。 しかし、勉強だけを求められる息苦しい生活に心が限界を迎えた涼風は、夏期講習の合宿に参加するふりをして家を飛び出し、母の故郷である青森県中津軽郡白神村へ向かう。 白神村は人口減少が進む小さな村だった。名物はリンゴ畑と地下十階層しかない小規模なダンジョンだけ。だが、そこで初めて出会った祖父・源蔵と祖母・花枝は、涼風を温かく迎え入れてくれた。 やがて涼風は、毎日のようにダンジョンへ潜る祖父や村の探索者たちに憧れ、自らも探索者になることを決意する。後継者不足に悩む村に現れた二十数年ぶりの新人探索者――しかも女子高生という存在は、少しずつ村の人々を元気づけていく。 その姿はSNSやテレビで話題となり、やがて白神村には全国から観光客が訪れるようになる。さらに東京の有力探索者チームからスカウトまで舞い込むが、涼風の心は揺れていた。 母が捨てた故郷で、娘は自分の居場所を見つけられるのか。 リンゴ畑が広がる過疎の村を舞台に、一人の少女と小さな村の再生を描く、ほのぼの成長物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/06/06
  • 現在の作品迷宮とリンゴ畑 ~東京の生活に疲れたので、過疎の村で探索者になります~