あらすじ

余命宣告を受け、家族からも見放されたあたし――澪(みお)は、誰にも必要とされないまま人生を終えるはずだった。 しかし、目を覚ますと、そこには異世界が広がっていた。 孤独だったあたしに居場所をくれたのは、第一王子のレオンと、その近衛騎士団長のカイルだった。 「君はここにいていい」 その言葉に救われ、あたしは生まれて初めて“誰かに必要とされる幸せ”を知った。 やがてレオンの婚約者となり、すべてが順調に見えた。 ――そんな中。 王国を襲う災厄の中で、レオンは囚われの身となる。 そしてあたしは、元の世界へと引き戻された。 失ったものの重さに耐えきれないまま、三ヶ月。 あたしは再び異世界へ戻ることになる。 けれどそこにいたのは、レオンではなく――カイルだった。 「お前が帰ってきてくれてよかった」 無口で不器用なその人は、いつもあたしを守ってくれる。 怖くて立ち止まりそうな時も、何も言わず隣にいてくれる。 気づけば、心が少しずつ傾いていくのを止められなかった。 レオンを忘れたわけじゃない。 それでも―― 苦しい時に思い浮かぶのは、いつもこの人だった。 「どうして……あたしは、こんな気持ちになるんだろう」 これは、失った初恋と、再会して救ってくれた人の間で揺れる、病弱少女の二度目の恋の物語。

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小説を読もう2026/06/06
  • 現在の作品【完結】王子を救うため再び異世界へ戻った不遇少女は、騎士団長に溺愛される 〜初恋の王子と一途な騎士団長の間で揺れる心〜