あらすじ
この世界には理法がある。
物理法則を書き換える技術。選ばれた者だけが扱える、この世界の理《ことわり》だ。
だが、2人だけがその理の外にいた。
近江 迅《おうみ じん》
口数が極端に少なく、感情を表に出さない男。理法が一切通じない体質を持ち、ただ純粋な物理だけで世界と向き合う。
播磨 嶽《はりま がく》
進化し続ける暴力の塊。理法のルールを力で踏み潰す、本物の獣。
2人は理法が支配するこの世界において完全な異物だった。
なぜ自分達だけがこの世界に馴染めないのか。
その答えは、世界そのものが握っていた。
これは世界の理を穿つ者の話。