あらすじ
人生最大の商機。
そのはずだった。
山奥で見つけた巨大な魔鉱石。
その光に呑まれた次の瞬間――気づけば俺は骨になっていた。
声は出ない。息もしてない。心臓も動いてない。
……終わった。
そう思ったのに、なぜか人間の姿には戻れるらしい。
ただし、この体は思った以上に厄介だった。
人にバレるわけにはいかない。
なのに、関わる人の数も密度も増えるばかりだ。
骨の体にも妙な変化は起こる。
なのに商談は待ってくれないし、人も厄介事もどんどん増えていく。
骨になっただけのはずなのに、俺の日常はどんどんおかしな方向へ転がり始めていた。
……待て。
俺、骨になっただけなんだが?